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新入社員から先輩社員へのインタビュー

どんなふうに仕事を進めているの?地域計画連合(以下、連合)ってどんなところ?などに先輩社員が答えます。
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聞き手・話し手 プロフィール

話し手:渡邉
社会学研究科修了、2013年4月入社(9年目)、うち産休・育休を延べ2年取得。
現在子育てのため、時短・在宅勤務中。
話し手:石井
理工学研究科修了、2018年4月入社(5年目)

聞き手:古谷・青野

いずれも2022年4月入社

学生時代の活動や研究の延長線上にあることを仕事として選んだ

■入社の志望動機は何ですか。

石井
大学・大学院での専門は都市計画・都市防災でした。墨田区の密集市街地で地元住民の方々、福祉関係者、行政関係者の方々と一緒に防災まちづくり活動を行っていました。活動としては、建物の改修に関する研究や密集市街地の改善に関するハードに関することと、防災教育などソフトに関すること両方に関わっていました。その活動の関係者から連合を紹介してもらい、密集市街地の改善、ソフト防災、福祉に関する仕事等をやっていると知り、学生の時の活動の延長線上でできるのではないか、より総合的なまちづくりに関わり方ができるのではないかと考えて志望しました。

渡邉
私は文系で、大学・院では社会学を学んでいました。自分の出身県では農村風景が豊かである一方、農地転用等が進んでいるのはなぜだろうと考え、集団の行動について研究しました。それを仕事で活かすことができないかと考えて見つけたのがこの会社です。特に連合は各種業務で市民意見を聴取・反映することを重要視しているので、自分も活躍の場があるかなと思いました。

違うことはあるけど、まちづくりにおいて、基本的なところ・大事なところは一緒

■大学・院で勉強してきて、それが仕事に生きているなぁと思うことはありますか。

渡邉
入社当初はすべてに同行して行くだけで業務の全体像をなかなかつかめませんでした。思い出してみると、アンケート調査の経験など、大学時代でもやっていたなぁと…。結びついたのは入社後2、3年経ってからです。

■仕事は、学生時代の学びの延長であるところもある一方で、全然違うなぁと思うことはありましたか。

石井

学生の場合は、自分の問題意識から提案を自由にできるとは思いますが、仕事となると行政が求めているもの、地域住民が求めていることの双方を踏まえた上で提案する必要があります。それらをどうすり合わせるか、どうやったらわかりやすく、説得できるか、が大事かな。また、案件によっては組織横断的な調整が必要となったり、自治体の方針も考慮して提案する必要があったりなど、難しさもあります。
でも、全体的には学生時代と考えていることや根本としていることは、あまり変わっていないかなぁ。つい先日、自分が所属していた大学の研究室に営業で訪問する機会がありました。自分が勉強してきたことが仕事になっているところがある、というのは確かに言えますね。

1年目からチャレンジの年!?

■入社して1年目、2年目ってどういうお仕事をされていましたか。印象的な仕事は?

渡邉

1年目は主として総合計画に携わり、打合せに同行し、ひたすら記録を作成していました。2年目は、結構、自分が主となり手を動かす、という感じでした。チャレンジの年でもありました。


石井

1年目は、N区のソフト防災関連の案件を受け持ったのですが、複数の研修があるうち、いくつかを企画・実施・とりまとめまで行っていました。また、とある自治体の事前復興関連の業務はがっつり自分で手を動かしてやりました。連合としてもわりと新規分野でもありましたが、大学の時に勉強していた分野でもあったので、その点は役に立ったかな。これらの経験が今に繋がって色々な仕事ができていると思います。

渡邉

所属している地域経営・福祉のまちづくりグループは、連合全体から見るとニッチな分野を扱っています。1年目は色々な業務を経験してみよう、ということで、防災関連業務にスポット的に入った(訓練当日のみ記録などの支援メンバー等)こともありました。

青野
スポット的に様々な案件に携わることで役立っていることはありますか。

渡邉

連合としてどういう業務を扱っているのかを知ることができます。特に自分の担当業務である総合計画は全分野にまたがるものなので、一通り知っておいて損はないと思います。一方で、2~3年どっぷりと1つの分野に携わって専門性を磨くというのも重要ではありますね。

まずはプロジェクトの全体像を知り、徐々に自分の裁量範囲を拡大

■今はどういう仕事をやっていますか。1、2年目とどう変わりましたか。具体的な仕事の内容だけでなく、責任感とか、仕事に対する考え方は変わりましたか。

石井
1年目から小さな案件から自分が主体となって動けるようにプロジェクトマネジャー(以下、PM)として、業務をやらせてもらえました。それによって、自分が主体となって動ける範囲が広がってきました。社内でも自分の専門と言えるところができ、それを基に営業をかけて自分のやりたいことができるようになってきています。

渡邉
2年目に子ども・子育て計画の策定に主メンバーとして携わり、自分でかなり手を動かしました。その経験をもとに、4年目で同分野において、自分がPMとして作成したプロポーザルが受注につながったと思います。

石井
自分が主となって業務をやってみることは、全体像を知る上でも大事ですね。

渡邉
この業務において、何が重要なのか、が分かるようになりますね。

興味が変わってきたというよりは、興味の幅が広く、深くなってきた

■入社当時と比較して、自分の興味が変わってきた、新しく興味をもったことはありますか。

渡邉
最初は、学生時代の研究テーマである「景観保存」や「郷土愛の醸成」をどうにか仕事に直接的に活かせないかと考え、どちらかというと総合計画寄りの分野に興味がありました。ただ、社会が大きく変化する中で、また、自分も家庭と子どもを持ったということが大きなイベントだったかもしれませんが、福祉分野、特に子どもの貧困とかヤングケアラ―の問題に関心を持つようになりました。市民の福祉の向上が幸福度につながり、間接的には当初の関心である居住地域への愛着などにも関わることに気づきました。

石井
自分の場合、学生のときから地域住民と一緒に問題解決をするということが多かったんですが、マスタープランなど上位計画の策定に関わることになるにつれて、庁内調整なども含めてやるようになりました。自分としては、上位計画策定業務そのものは新鮮であり、もっとやっていきたいなと思います。それぞれの良さがあるので、両方関わっていたいなという気持ちはあります。

To Doリストで「今日、やるべきこと」を明確にしてから業務開始!

■1日の平均的なスケジュールについて教えてください

渡邉
自分は1週間単位でTo Doリストを作成し、各業務の〆切を明確にします。毎日、朝一で優先順位を確認し、〆切が近いものから取り掛かります。

石井
自分もTo Doリストを作っていて、出社開始時と昼休み後に何をすべきか、忘れていることはないか、確認をするようにしています。やはりちゃんとすべきことが整理できていないと仕事もうまく進まないなぁと感じます。

自分の仕事の成果に対して「これが欲しかった」と言われたときとか

■仕事でやりがいを感じたことや嬉しかったことは何ですか。

石井

研修事業で言うと、実施後アンケートで「わかりやすかった」とかのご意見があるとうれしいですね。また、ワークショップなどを行った後に、お客様に「住民対応うまいね」と言われたことを人づてに聞いた時もうれしかったですね。


渡邉

例えば、計画を検討する上で、第1案を初めてお客様にお出ししたとき「あ、これ、これ」と言われたときは単純にうれしかったですね。

やりたいことをチャレンジしやすい土壌はある!

■興味が動いていく中で、こういう仕事をやってみたいと思った時、連合は動きやすいですか、チャレンジしやすいですか。

石井
それぞれ専門を持っており、連合の得意とする分野があると思います。それ以外の新規分野については、基本的に「自分で」情報収集するなど開拓していくことになります。やりたいときは手を挙げれば、やらせてくれる会社だと思います。

渡邉
上下関係は良い意味でそれほどびしっとしているわけではないので、社員同士、相談は割としやすいと思います。こういうことを今度、挑戦してみたいんだけど、と問いかけ、話し合う場を設けやすい社風ではあります。自分の興味のあることにチャレンジしやすいといえばしやすいですね。

石井
代表を含むベテランとも直接相談しやすいです。

■逆に、会社の雰囲気でも、業務外でも、連合のここはちょっと…、というのはありますか。

渡邉
基本、積極的に面倒を見てくれる人はいません(笑)。
あくまでも社会人であり、学生ではなく、家庭教師的な人もいないため、この分野についてはAさん、この業務についてはBさんが得意、というのを見極めて情報を自分から取りにいく、相談しに行く必要があります。

石井
どちらかというと研究者タイプの方が多いですね。自分で黙々と手を動かす方が多いかなと思います。だから、わからなければ自分から聞くべし、というのはありますね。

 

■後輩と一緒に仕事をするに際し、心がけていることはありますか。

渡邉
後輩に「とりあえずやっておいて」とは言わないようにしています。作業をお願いする時は、必ず目的を伝えているようにしています。伝わっているかな。

青野
伝わってます(注:渡邉さんは直属の上司)。

石井
単純に作業をこなすだけでなく、「考える」ところも含めてお願いするようにしています。提案はしてほしいので。

渡邉
若い人の視点はフレッシュであり貴重ですね。

おいしいものを楽しむ、家族と過ごすことなどでストレス発散

■仕事の話から離れますが、どうやってストレス発散、オンオフのメリハリをつけていますか。

石井
コロナ禍で在宅勤務制度が導入されていますが、メリハリは確かにつけにくくなりました。そのため、やる日はやる、やらない日はやらないことにしています。連合はフレックスタイム制をとっているため、日によって勤務時間も異なりますね。また、今年は国内出張が多く、移動時間も結構あるのですが、その間、仕事をやることもあるし、待ち時間に地元のおいしい食べ物やお酒を楽しむことはあります。

渡邉
平日は仕事に専念する一方、週末は子どもとの時間を取り返すために、集中的に子どもと過ごします。子どもたちもまちづくりに関心があって、先日はどういうまちに住みたいか、という、ミニワークショップを家でやったんですよ(笑)。

今現在、地域が抱える課題解決に向けて中長期的に取り組みたい

■話がガラッと変わりますが、これからの目標や夢はありますか。

渡邉
少子高齢社会で、廃れていくまちが増えていくと思います。そういう社会になった時にどういう問題が起きて、どう解決するか、荒廃をどのように回避するかに関心があり、関連プロジェクトに挑戦したいです。

石井
今まではどちらかというと、地域単位でのまちづくりに関わることが多かったですが、20年後、30年後と長期的なスパンを見据えた都市計画マスタープランなどの上位計画に携わりたいと思います。ただし、長期的な計画なので、その成果が見えづらいという点はありますが…。

多種多様な人材が集う、「自由」な会社です

■最後に連合のアピールポイントをお願いします。

渡邉
色々な専門性を持った人がいます。自分は文系ですが、連合には文系の人でも活躍する場所があります。自分は〇部〇学科だからこの業界・この会社は無理だろう、ではなく、これまでやってきたことをどのように活かし、仕事に結び付けるのかを考えて欲しいと思います。

石井
自分はこれがやりたい、これに挑戦したい、というのがあれば、協力してくれる会社だと思います。社員の自主性に任せてくれて、「自由」に仕事をやらせてくれる会社です。
 
※記事内容は取材時(2022年9月9日)のもの
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